レコード・ジャケット

プログレッシブ・ロック

プログレッシブ・ロック

ピンク・フロイド: 狂気 - The Dark Side of The Moon

狂気-The Dark Side of The Moon

1972年、東京都体育館
ピンク・フロイドLIVE「吹けよ風、呼べよ嵐」

舞台には、左右にそれぞれ光の装置があり、ライトショーを演出した。

また、サランド・システムによるサウンドは、周囲をぐるぐる回る。

中央前列にミキシング・ルームのような機材を設置して、
担当エンジニアがずっと操作していたからか
あんな複雑な音を出しているのに、ハウリングは一度としてなかった。

彼ら4人は、ステージに登場すると、何の挨拶もせず、いきなり演奏を始めた。
それも、えんえんと1時間以上も……

この時にはレコード発売されていなかった

【 The Dark Side of The Moon 】

英語がわからない私は、ただただ戸惑う中音の洪水の中にいるしかなかった。

演奏を終えると、無言で彼らは舞台を去った。それが、第一部。

そして、第二部。

1. One Of These Days
2. Careful With That Axe, Eugene
3. Echoes
4. A Saucerful Of Secrets(アンコール)

歌詞がある「Echoes」以外は、

One Of These Days
Careful With That Axe, Eugene

と、ロジャー・ウォーターズの声が
悪魔のように響くだけだった。

次に、オルガンの前に座ったロジャーが
「エコーズ」と曲のタイトルだけをつぶやく。

「Echoes」のイントロ、
電子ピアノの音が中央やや後ろの私の席に
もやの塊のようになって飛んでくる。
まるで、見えるかのようであった。

アンコールは、
【 A Saucerful Of Secrets】

デビッド・ギルモアがいきなり座って
カタポストか何かで、ギターの弦を回しながらこする。
それが、サウンドの渦となって襲ってくる。
その後、ハモンドオルガンの調べが興奮を落ち着かせ、
デビッド・ギルモアの悲しい声が響く。

時期も同じポンペイのLIVEビデオを見ると、
東京都体育館LIVEを鮮明に思い出す。