冥界の3裁判官

ミーノース王とミノタウロス

ゼウスとエウロペの子でクレータ島の王ミーノース。妻は、怪物ミノタウロスの母パーシパエー。王はアテーナイで息子を殺されたため、大艦隊を率いて、ギリシャにやってきます。その結果、毎年ミノタウロスの生贄を差し出すようになったのです。

その時のアテーナイ王が、テーセウスの父アイゲウス。父から生贄のことを聞いたテーセウスは、生贄の1人になってクレータ島にやってくるのです。

楽園エーリュシオンの長ラダマンテュス

ゼウスとエウロペの子で、正義の士として名高いラダマンテュス。クレータ島の王アステリオスに育てら、兄弟はミーノースとトロイア戦争でトロイアに味方したサルペドン。サルペドンはアキレウスの友であり家来のパトロクロスによって戦死します。

アイアコスとアリ人間(ミュルミドーン)

アイアコスはゼウスと河の神アソーポスの娘アイギーナの子。ゼウスの妃ヘラの怒りのため、アイギーナ島の住民が疫病死します。その後、アイアコは夢の中で、たくさんのアリが樹木を降りてきます。ゼウスがアリ人間たち(ミルミドネス)をアイアコスに与える予知夢だったのです。

このアリ人間をアイアコスの友ペーレウス(アキレウスの父)が借り受けます。トロイア戦争の時、アキレウスはこのアリ人間たちを率いて参戦。彼らは、アリのごとく勤勉な強い戦士でした。

ギリシャ神話ネタ99
▶︎【冥界の裁判官】冥界の王ハーデースの3補佐官

【イメージ制作】

今回はかなり困りました。コラージュできそうなラダマンテュスの絵画や挿絵がありません。アイアコスも、漫画に近いさし絵のみ。

ミーノース王だけ、裁判官にふさわしいポーズの彫刻が見つかりました。死者を裁いているような雰囲気が出ています。これだけを、冥界の情景の上にコラージュしてみました。

左下の男女は、冥王ハーデースと妃ペルセポネーです。

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