〈ギガンテスは神々だけでは滅ぼせない〉という予言がありました。
それを知っていたゼウスは、アルクメネーに半神半人のヘラクレスを生ませていたのです。
ゼウス、さすが深慮遠謀です。
ギガース(巨人)たちは山脈や島々などを引き裂きながら進軍し、巨岩や山を激しく投げ飛ばしつつオリュンポス山を攻撃しはじめました。
オリュンポスの神々も応戦します。
ティタノマキア以来の宇宙の存亡をかけた戦いが始まったのです。
[ギリシャ神話ネタ99]
No.5【ギガントマキア】オリュンポスの神々vs巨人族
【イメージ制作】
ギガントマキアの絵画は、ギガース(巨人)たちが、オリュンポスにせめてくる、あるいは天界を攻めてくるといったイメージ画です。
ゼウスがギガース(巨人)たちを追い落としている、あるいはオリュンポス12神がギガースと戦っている絵画です。
また〈ギガンテスは神々だけでは滅ぼせない〉という予言から
ヘラクレスが重要な役割を担っているのですが、私が見た絵画ではヘラクレスは出ていません。ですから、ヘラクレスを左下に入れてみました。
ギリシャ神話は、時間が整然と流れていません。ヘラクレスがギガントマキアに出てくること自体?です。
ティタノマキアとギガントマキアは天地開闢(世界の始まり)からあまり経っていない時代のことらしいのですが、ヘラクレスはかなり後になって生まれているはずですから。
ギガースたちを追い落としているゼウスとオリュンポス12神