冥界の河ステュクスと渡し守カローン

神々はステュクス河の水に誓う

ティーターン神族との戦いの時、ステュクスは子供たちとともに最初にゼウスに味方しました。この報酬として、ゼウスは『神々の誓言を彼女の水によって誓わせる』ことにしました。

そのとき、ゼウスは虹の神イーリスに、ステュクス河の水を汲みにいかせます。

このことから、アポローン神は愛息パエトンを失います。太陽の車を子供が御すのは無理だと分かっていても、誓ってしまったので取り消すことができなかったのです。

※スティクス=スティクス河の神で女性

冥界の河の渡し守はカローン

渡し賃は、1オボロス銅貨。銅貨を持っていない死者は後回しにされ、200年間その周りをさまよってから、やっと渡ることが許されます。

映画などで、目の上にコインを乗せて埋葬するシーンを見かけます。

ところで、スティクス(Styx)というバンドをご存知でしょうか。1981年アルバム『パラダイス・シアター』からのシングル「The Best of Times」が大ヒットしました。

ギリシャ神話ネタ99
▶︎【冥界の河】ステュクスと渡し守カローン

イメージ制作

ピンク・フロイド『Endress river』Endress river

上のピンク・フロイドの『Endress river』のシャケットを覚えておられる方も多いと思います。このイメージが最初からありました。ただし、場所が冥界ですから、もっとドラマチックにしようと思っていました。

カローンはギュスターブ・ドレの意地悪じいさん風の絵しか見つかりませんでした。

もっといいイメージにするなら、自分で撮影するしかありません。しかし、お金も時間もかけるわけにはいきません。単なる趣味でコラージュしていますので。

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