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クロノスvsゼウス
「レアから生まれた子に、支配権を奪われるだろう」
ウラノスは予言しました。
父ウラノスを倒したクロノスは、同じティーターン神族の姉レアと結婚し、女神ヘスティア、デーメーテール、ヘーラー、男神ハーデース、ポセイドーンを生みました。
しかし、クロノスはウラノスの予言から、生まれた我が子を次々に飲み込んでしまったのです。
悲しんだレアは、新たに身ごもった子ゼウスだけは助けたいと願い、母ガイアの助言を得てクレータ島で密かに出産。
成長したゼウスは、飲み込まれた兄と姉たちを助け出すと、オリュンポス山に布陣し、ティーターン神族に戦いを挑みます。
「ティタノマキア」と言われる戦いで、10年間も続きます。
ティタノマキアの勝利後、ゼウスが天空と地上を、ポセイドーンが海を、そしてハーデースが冥界を支配することになったのです。
[ギリシャ神話ネタ99]
No.4【ティタノマキア】ゼウス神々の王に
【イメージ制作】
ドラマチックなクロノスの画像が、ウィキメディアにありました。このクロノスに対する、ゼウスの良い画像が見つかりません。
そこで、ゼウスの画像ではなく、ゼウスの象徴である〈鷲〉にしてみました。それも、ハクトウワシ(白頭鷲)です。頭が黒い鷲より、白い頭の方が、ここではクッキリ見えますので、ゼウスが強調されたと思いました。