女神の中でも最も美しいアフロディーテ（ビーナス）、その夫は神々の中でも最も醜い鍛冶の神ヘーパイストス。太陽神ヘリオスは、アフロディーテの密会のことを夫ヘーパイストスに告げ口しました。

ゼウスの父クロノスが、その父ウラノスの男根をアダマスという金属の鎌で刈り取り、大海原に投げ入れました。白い泡が湧き立ち、女神アフロディーテ（ビーナス）が誕生しました。

『わたし、［神々の女王］なんですよ。だから、［全世界の女王］。わたしの思いはそのまま［全世界の掟］なの』。はたして大神ゼウスは、妻ヘーラーの手のひらの上で転がされているのでしょうか？

ヘーラー「これは美しい牝牛ですね、どこからきたのでしょうか、誰の所有物でしょうか？」。ゼウス「大地から湧き出るように生まれた珍しい牝牛なのだ」。ヘーラー「では、私にくださいませ」

ゼウスはどう近づいたら良いか思案した後、伝令の神ヘルメースを呼びました。「山の牛たちを、浜辺のあの女たちの近くに追いやってくれ」ヘルメースはさっと飛んでいき、牛たちを追いはじめます。

ゼウスは相手の女神や女性の立場を考えて、自分を変えているのです。口説くためなら、なんでもするのです。だから、女を口説くのにはとまどいは禁物です。

ゼウスはオリュンポスの宮殿に神々を集めると、宣言します。「わしは、今の人間を滅ぼし、新しい種族を作ろうと思う。そうすれば、神々への崇拝も復活するであろう！」

ゼウス、村を洪水で沈める ある夜、大神ゼウスとその子ヘルメースは疲れた旅人をよそおい、ある村に一夜の宿を乞いに訪れました。 しかし、泊めてくれる村人は見つからず、とうとう、村はずれのみすぼらしい最後の一軒の戸口を叩くこと…

リック・ウェイクマンのソロ第３弾は、まさにリックらしい華やかな『アーサー王と円卓の騎士たち』。そのA面１曲目が『アーサー王』。アルバムを聴いていると、物語の世界が目に浮かんでくるようです。

死後、神々に愛された人々（英雄など）が幸福に生活している天国がエーリュシオン。タルタロスは冥界のさらに下にある世界で、奈落と訳されます。プラトーンなどの後世では、地獄になります。