Judas Iscariot 罪なる舞踏 - イスカリオテのユダの裏切り
リック・ウェイクマンのアルバム『Criminal Record(罪なる舞踏)』全6曲の最後の曲です。
- Statue Of Justice 正義の女神
- Crime Of Passion 情熱の犯罪
- Chamber Of Horrors 恐怖の蝋人形館
- Birdman Of Alcatraz アルカトラス刑務所のバードマン
- The Breathalyser 犯罪!?(酒気検査器)
- Judas Iscariot 罪なる舞踏 - イスカリオテのユダの裏切り -
このアルバムは『アーサー王と円卓の騎士たち』と同じく、リックのプログレらしいアルバムです。
ただし、
『アーサー王と円卓の騎士たち』には、華やかさがあります。
『Criminal Record(罪なる舞踏)』には暗く重厚な曲の展開がキーボードで作り上げれられていきます。
特に、『Judas Iscariot 罪なる舞踏 - イスカリオテのユダの裏切り -』には。
3人の画家の絵画を合成してみました。
上から、
- ピエトロ・ロレンツェッティ〈ユダの自殺〉
- ジョット・ディ・ボンドーネ〈Kiss of Judas〉
- ニコライ・ゲー〈ユダの良心〉
ピエトロ・ロレンツェッティの〈ユダの自殺〉を初めて見たとき、こんな絵画があったんだと思いました。
ユダが自殺したと知っていましたので、それほど驚くことはありませんでした。
しかし、ニコライ・ゲー〈ユダの良心〉の絵画を見たとき、衝撃を受けました。
この闇は何だろう?
と考えてしまいました。
そんな思いがあったので、『Criminal Record(罪なる舞踏)』は、この3枚の絵を合成してみました。
なぜ、ユダは自殺したのでしょうか?
(マタイによる福音書 第27章)
イエスを裏切ったユダは、
イエスが罪に定められたのを見て後悔し、銀貨三十枚を祭司長、長老たちに返して言った、
「わたしは罪のない人の血を売るようなことをして、罪を犯しました」
しかし彼らは言った、
「それは、われわれの知ったことか。自分で始末するがよい」
そこで、彼は銀貨を聖所に投げ込んで出て行き、首をつって死んだ。