レコード・ジャケット

その他の音楽

その他

サイモンとガーファンクル: オールド・フレンズ

サイモンとガーファンクル:オールド・フレンズ

オールド・フレンズは、このベンチで何を思うのだろうか?

2019年9月15日(日)
夏の暑さが少し弱まってきた今日この頃、
秋の気配が少し感じられます。

ふと、サイモンとガーファンクルの『オールド・フレンド』のもの悲しい曲が頭に流れてきました。

Old friends,
Old friends
Sat on their park bench
Like bookends.

旧友がブックエンドのように
公園のベンチに座っていました。

二人の旧友は、何を考えているのでしょうか。
曲と歌詞からは、いわゆる会話は一切き聞こえてきません。

Old friends,
Winter companions
The old men
Lost in their overcoats,
Waiting for the sunset.
The sounds of the city,
Sifting through trees,
Settle like dust
On the shoulders
Of the old friends.

コートもなく、ただただ日没を待っています。
家には帰れないのだろうか?
それとも、帰れない……
暖かい夕飯を食べに行かないのだろうか?
それとも、食べるお金もない……

ただただ、都会のざわめきが
彼らの肩にほこりのように積もっていきます。

Can you imagine us
Years from today,
Sharing a park bench quietly?
How terribly strange
To be seventy.
Old friends,
Memory brushes the same years
Silently sharing the same fears.

君は想像できる?
こんな風に公園のベンチに座っているなんて。
…………
恐ろしく奇妙な70歳になることを
…………

何と、この光景はサイモンの想像だったのです。
まだ20代だったサイモンが、
こんなふうに70歳になる老後を想像しているのです。

私が20代だった頃、
70歳になる老後なんて、何も想像していませんでした。
(もう数年で、70歳になります)

2012年2月29日朝、東京・井の頭公園に大雪が降り始めました。

この写真は、その時の1枚。
今回は合成を一切していていません。ただトリミングをしただけ。

カラー写真ですが、モノクロのような写真。
実際にこの写真をモノクロ(グレースケール)に変換しても、
背もたれの木の板の色が少し変わるくらい。

なぜか、サイモンとガーファンクルの『オールド・フレンズ』にしっくりきました。

恋人同士(男女)なら、ベンチの仕切りは邪魔です。
しかし、男同士や女同士なら、仕切りは必要なのでしょうか、
それともあったほうがいいのでしょうか……

あなたは、どちらでしょうか?

Old Friends, Bookends Theme

Bookends Themeには、
『Old Friends』に次の歌詞が追加されています。

Time it was
And what a time it was
It was …
A time of innocence
A time of confidences

時間だった
そしてなんという時だった
そうだった …
純真の時代
自信の時

Long ago … it must be …
I have a photograph
Preserve your memories
They’re all that’s left you

井の頭公園のカップル

(Amazonアルバムの解説より)
5枚のスタジオ・アルバムの収録曲をまとめただけの『Collected Works』には、少々物足りなさを感じたかも知れない。

だが本作には、ライヴ音源、デモ曲、スタジオ録音のアウト・テイクを含む未発表曲15曲が、このデュオの数多くのヒット曲とともに収められている。初期のデモ曲では、ポール・サイモンの卓越したアコースティック・ギターの腕前と、頭角を現しつつあるソングライティングのセンスがひときわ際立っている。

また、「The Sound of Silence」はオーバーダビングなしのオリジナル・ヴァージョンと、ヒットしたバンド・ヴァージョンが聴ける。このデュオの名曲すべて、それに『Collected Works』では未収録だったシングルのB面曲もそろえた本作は、ぜひとも手元においておきたい充実したコレクションだ。
(Rob O'Connor, Amazon.com)