ワーズ(言葉)は、男と女の架け橋
男と女、恋人、夫婦、などなどの間にある谷、
それを渡るには、言葉しかない。
ちょっとキモイと言われてしまうかもしれないが、
そう思われても、君を愛してると言わなければいられない、
相手を思いやる言葉(words)。
相手を思いやる言葉(words)は、
大人になってもよほど純真な心を持っていなければ、
使うこともないし、思いつくこともない。
そんな言葉は、まるでロミオとジュリエットよう。
ビージーズの『ワーズ』は、もの哀しさを真摯に歌い上げています。
それもモノローグ(ひとり言)にように。
Smile an everlasting smile
A smile can bring you near to me
Don't ever let me find You gone
'Cause that would bring a tear to me
This world has lost it's glory
Let's start a brand new story
Now my love, right now
トロイアの王女カッサンドラー、信じてもらえない言葉
アポローンとカッサンドラーのギリシャ神話をご存知ですか。
カッサンドラーは、トロイアの王女です。
アポローンから予言の力を得たカッサンドラーは、アポローンの自分に対する未来を見てしまいます。アポローンと愛を交わした後、神が去ってしまうことを一瞬で見てしまったのです。
そのため、カッサンドラーは、アポローンと交わることを拒否しました。
怒ったアポローン!
カッサンドラーの予言をトロイアの人々が信じないようにしました。
そのため、
パリスがヘレネーを奪ってきた時も、
木馬をトロイアの城内に引き入れようとした時も、
「破滅につながる」と予言しました。
が、トロイアの人々は誰も信じません。結果、トロイアは滅びてしまったのです。
ワーズ(言葉)は、未来を変える。
言葉という二人をつなぐ架け橋。
言葉は、信じるか信じないかで大きく未来を変えてしまうのです。