Merlin the Magician(魔術師マーリン)
『アーサー王と円卓の騎士たち』の5番目の曲「Merlin the Magician」は、アーサー王伝説をテーマにしたプログレッシブ・ロックのアルバムで、ウェイクマンの才能が存分に発揮されています。
「Merlin the Magician」は魔術師マーリンに焦点を当てており、彼の神秘的な存在や魔法の力を音楽で表現しています。
- Arthur(アーサー王)
- Lady of the Lake(湖の妖精)
- Guinevere(王妃グィネヴィア)
- Sir Lancelot and the Black Knight(湖の騎士ラーンスロットと黒騎士)
- Merlin the Magician(魔術師マーリン)
- Sir Galahad(騎士ガラハド)
- The Last Battle(最後の戦い)
魔術師マーリンについて
イギリスのファンタジードラマシリーズ『魔術師 MERLIN』(『The Adventures of Merlin』とも知られる)に登場するキャラクター、魔術師マーリンについてご紹介します。
このドラマはアーサー王伝説を基にしており、10世紀のイギリスを舞台に、若き日のマーリンとアーサーの冒険を描いています。
- 主人公マーリン
生まれながらにして偉大な魔法の才能を持つ若者。 - マーリン、キャメロットへの旅
母の指示でキャメロット王国に向かい、宮廷医師ガイアスのもとで修行を始めます。 - 魔術師マーリンとアーサー王との関係
アーサー王の命を陰で救い、親友となります。 - ドラゴンロード
ドラゴンに命令する力を持つ存在としても知られています。
このドラマは魔法や冒険に満ちた物語で、アーサー王伝説やファンタジー好きにはたまらない作品です。
魔術師マーリンとダ・ヴィンチ
魔術師マーリンを想像すると、レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画が思い浮かびます。
ふたりには共通点があります。それは、自然に対する豊富な知識です。
魔術師には、薬剤の調合や錬金術の素養が必要です。つまり、自然の中に存在する動植物の知識、鉱物などの無生物についても精通している必要があります。また、森羅万象を操るには、その仕組みを理解していなければなりません。
過去最高の魔術師はマーリンと言っても過言ではないでしょう。
そして、ルネサンスの大天才レオナルド・ダ・ヴィンチも、魔術師と同様に動植物、無生物、森羅万象の知識を探求していました。
さらに、解剖室のない時代に個人的に人体の解剖を行い、人間が使える翼の試作や戦争の兵器まで開発していました。あのチェーザレ・ボルジアの戦争顧問・技術者としても働いていました。
また、その想像される風貌もよく似ています。(個人的見解ですが)
だから、レオナルド・ダ・ヴィンチの自画像を使って、マーリンを創ってみました。
リック・ウェイクマンについて
リック・ウェイクマンのソロキャリアで特に有名な初期の3作品、『ヘンリー八世の六人の妻』(1973年)、『地底探検』(1974年)、『アーサー王と円卓の騎士たち』(1975年)は、彼の名声を築いた代表作です。
リック・ウェイクマンは音楽学校の学生時代からその才能を発揮し、デヴィッド・ボウイの1970年の作品『スペース・オディティ』のレコーディングに参加するなど、早くから注目されていました。
1971年には世界的なプログレッシブ・ロックバンド、イエスに加入し、『こわれもの』『危機』『海洋地形学の物語』などの名作に貢献し、広く知られるようになりました。
しかし、音楽性の違いから1974年にイエスを脱退。その後も数回にわたりイエスに加入と脱退を繰り返しつつ、ソロ活動を続け、70年代に発表した初期の作品は高く評価されています。
現在も現役で活動を続け、プログレッシブ・ロック界の第一人者として作品を発表し続けています。