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扇子とかけひ

こんにちは。今日は、私が趣味として取り組んでいるフォトコラージュ作品「Wa Mind[和花写流]」の記念すべき第1作目をご紹介します。

この作品は、扇子のかたちの中に、ししおどし(鹿威し)の風景を取り入れたコラージュです。静かな庭園に響く水の音と、そこに吹く涼やかな風をイメージしながら、まるでその瞬間を扇子の中にそっと閉じ込めたような気持ちで制作しました。

「和花写流」というスタイルについて

「和花写流(わかしゃりゅう)」は、“和”と、カメラのシャッター音“カシャ(花写)”を掛け合わせて名付けた、私独自のフォトアートです。

自然の中で撮影した花々や風景を、切り株・流木などを花瓶に見立てて組み合わせ、背景には自由なイメージを加えることで、一枚の中に小さな世界や物語を表現しています。

普段の仕事ではなかなか触れることのできない「和の美しさ」や「静けさへの憧れ」を、こうして写真とコラージュというかたちで表現することで、自分自身の中の“和ごころ”を大切に育てる時間にもなっています。

この作品に込めた想い

初めての試作となるこの一枚では、扇子という「風をあおぐ道具」と、ししおどしの持つ「水と間のリズム」を重ね合わせてみました。

ししおどしが水を受けて「コトン」と音を立てるあの瞬間。周囲の葉がそよぎ、空気がふっと動くような、その“一瞬の涼”を扇子の中に閉じ込めたイメージです。

竹の質感や水のきらめき、背景の緑と光の差し込み方も大切にしながら、全体が静けさをまとっているような空気感を意識しました。

この作品を通して、見る方それぞれの心にある懐かしい風景や、夏の庭園で感じた風の気配などを思い出していただけたら嬉しいです。


風と水の音に耳をすませるように、
写真の中の静かな世界に触れていただけたら——

そんな気持ちで作った、初めての「和花写流」作品。
これからも少しずつ、和の情景を切り取っていく予定ですので、よろしければ引き続きご覧いただけたら嬉しいです。

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