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キング・クリムゾン「スターレス」

 Starless And Bible Black

「スターレス・アンド・バイブル・ブラック」は、アルバム的には前後しますが、スターレス2のイメージです。

そして、なぜ、Starless (And Bible Black)とBible Black が追加されているのでしょうか?

天使間のアルマゲドン戦争後、
完全に闇と業火の地へ落ちたルシファー。

今はもう、
天界における輝かしい威光はありません。
新しい彼の名は、サ・タ・ン。

神が新しく造られた地球。
「エディン」に行き、何ができるか…
神を屈服させることはできるのか…

※キング・クリムゾンには、
「スターレスⅡ」とう曲目はありません。

A面

  1. The Great Deceiver
  2. Lament
  3. We'll Let You Know
  4. The Night Watch
  5. Trio
  6. The Mincer

B面

  1. Starless And Bible Black
  2. Fracture

Robert Fripp (G, Mtn, Devices)
John Wetton (B, Vo)
David Cross (Vin, Vla, Kd)
Bill Bruford (Per, Ds)

Starless And Bible Black

『キング・クリムゾン』TOKYO FM出版より

誰もが感じたであろう〈当時の衝撃〉を実によくまとめて書いてあります。だから、そのままここに掲載しておきます。

アルバム『STARLESS AND BIBLE BLACK』解説

『キング・クリムゾン』TOKYO FM出版新生クリムゾンによる第1作『太陽と戦慄』に続く、錬金術シリーズ3部作の2作目。

B①のタイトルであり、アルバム・タイトルにもなっている"星ひとつなく聖なる暗黒"というフレーズはディラン・トーマスの詩の一節から引用されたものだが、「Epitaph」の、"混沌こそ我が墓碑銘"に匹敵するノー・フューチャーなクリムゾン的ステートメントとしてファンの間では話題になった。

史上最強のラインアップとも言われた前作のメンバーからジェイミー・ミュアーが脱退して、スリリングなリズム・バトルの醍醐味は失われたものの、基本的なサウンド・フォームは前作の延長線上にあり、高度なテクニックに裏打ちされたアグレッシヴなインストゥルメンタル・ミュージックがが主体になっている。

特にB④などはメバーの修行のために作られたのではないかと思わせるほどの難曲。

ロンドンののエアー・スタジオでレコーディングされたA①②を除く全曲はアムステルダム、グラスゴー、チューリッヒでのライヴ録音だが、発表当時は誰もが完全なスタジオ録音盤だと思っていた。

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