リック・ウェイクマン『アーサー王と円卓の騎士たち 』
リック・ウェイクマンのソロキャリアの中でも、1970年代に発表された初期の3作品、『ヘンリー八世の六人の妻』(1973年)、『地底探検』(1974年)、『アーサー王と円卓の騎士たち』(1975年)は彼の名を広めた代表的なアルバムです。
このうち、『アーサー王と円卓の騎士たち』は2016年にリレコーディングされ、技術の進歩によりプロダクションの質が大幅に向上しました。
オリジナルにはない新しいアプローチも取り入れられており、長年のファンも新鮮に楽しめます。国内盤は高音質のSHM-CD仕様の2枚組として再発されました。
リック・ウェイクマンは音楽学校の学生時代からその才能を発揮し、デヴィッド・ボウイの1970年の作品『スペース・オディティ』のレコーディングに参加するなど、早くから注目されていました。
1971年には世界的なプログレッシブロックバンド、イエスに加入し、『こわれもの』『危機』『海洋地形学の物語』などの名作を発表し、広く知られるようになりました。
しかし、方向性の違いなどから1974年にイエスを脱退。その後も数回にわたりイエスに加入と脱退を繰り返す一方、ソロ活動を続け、70年代に発表した初期の作品は高く評価されています。
現在も現役で活動を続け、プログレッシブロック界の第一人者として作品を発表し続けています。
オープニング曲「Arthur(アーサー王)」
「Arthur(アーサー王)」は、リック・ウェイクマンのアルバム『アーサー王と円卓の騎士たち』のオープニングトラックです。
この楽曲は、アーサー王伝説をテーマにしたプログレッシブ・ロックのアルバムで、ウェイクマンの才能が存分に発揮されています。
- 序章的なファンファーレ: トラックは荘厳なファンファーレで始まります。これは物語の序章を予感させるものです。
- アーサー王の物語: 楽曲はアーサー王伝説に基づいており、アーサー王の物語を音楽で表現しています。
この楽曲は、アーサー王伝説やプログレッシブ・ロックが好きな方にとって、聴きごたえのある作品となっています。
- Arthur(アーサー王)
- Lady of the Lake(湖の妖精)
- Guinevere(王妃グィネヴィア)
- Sir Lancelot and the Black Knight(湖の騎士ラーンスロットと黒騎士)
- Merlin the Magician(魔術師マーリン)
- Sir Galahad(騎士ガラハド)
- The Last Battle(最後の戦い)